母の寝顔

ドアの窓越しに灯りがもれている時は
「こんばんは、来たよお~」って言いながら
部屋に入っていくと「よく来たね」って応えてくれる母。

昨夜は部屋に近付くと小さなガラス窓は暗く、ノックをしても何の反応も無いので
そぉ~っとドアを開けると小さな寝息をたてて寝ていました。

まだ20時過ぎ、寝顔を見ていたら起こしてしまうのが悪いような気がして
椅子の上にかばんを置いて、母の身の回りのことを少しだけして
帰ってきました。

母の寝顔を見ていると子育てをしていた時のことを思い出して
心境は複雑でした。

「母も今は子供になってしまったんだ」
これからもっと幼子のように周りの大人たちの手が
必要になっていくのですね。

でも私には現実を受け入れ向き合っていくには
まだまだ時間が足りません。

もう少しでいいから以前の母の姿で
私を子ども扱いしてください。

もう少しでいいから。







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